合宿免許で受かる人が多い理由を知っておこう

運転免許の取得方法には教習所に通う方法、合宿で取得する方法、一発免許で手に入れる方法の三通りがあります。この中でも短期間で取得できることで有名なのが合宿免許ですが、本当に受かることができるのかと悩む人も多いのは確かです。

実際には合宿免許で運転免許を取得するのに成功している人が増えているので、なぜ受かる人が多いのかを知っておきましょう。

合宿免許はわずかな期間で免許が手に入る

合宿免許で受かることができるのかと悩む人が多いのは、あまりにも短期間で運転免許を取得できるからです。一発免許のように一日ですぐに免許が手に入るわけではありませんが、教習所に通った場合のように数週間から数ヶ月もの期間がかかるわけでもありません。

通常、合宿免許は13泊14日から17泊18日程度でスケジュールされています。

このように短期間で取得できるのは、運転免許の取得に必要な教習項目を法律で定められている範囲内でギリギリまで詰め込んでいるからです。学科と技能の二種類の教習を受けなければなりませんが、技能については一日に受けられるのが二時限または三時限までとなっています。

仮免許を取得する前は二時限だけ、仮免許を取得した後は三時限となり、それぞれの期間に受けなければならない技能教習の数をこなすには、AT限定の場合には14日、MTも対応の場合には16日かかります。これに加えて休校日が1日か2日程度設けられていることが多いため、13泊14日から17泊18日のスケジュールになっていることが多いのです。

わずか二週間程度の間に運転するための知識と技術を付けられるのかが不安に思われがちですが、実際には大半の人が受かっています。その理由は一つではないので多角的に見てみましょう。

短期間で受かるのは受かりやすい人が多いから

まず受かる人が多い理由として挙げられるのが、もともと受かりやすい人が合宿免許を利用する傾向があるからです。合宿免許を利用するためには二週間以上もの間は自由な時間がなければなりません。社会人になって仕事をしていると、有給休暇をかなり使用しないと合宿免許を利用することはできないでしょう。

結果として学生が主体になっている合宿免許が多いのです。まだ若くて体力もあり、運動神経も衰えていない若者だからこそ短期間で知識も技術も習得できているという面が大きいのは確かでしょう。実際に合宿免許に行ってみるとほとんどの参加者が大学生で、大学院生や高校生が若干見られる程度になっています。

その中にわずかに社会人が見受けられますが、社会人に見える人も大学に入り直した人ということがよくあります。会社に通いながら合宿に参加したり、主婦で家事の切り盛りをしている人が家族に任せて免許を取りに来たりすることはあまりありません。

一方、もう一つのパターンとして仕事で免許が必要だという理由で、会社から命令を受けて合宿免許を利用しているケースもあります。代表的なのがトラックなどのドライバーが事故などによって運転免許を取り消しになってしまい、再度取得しなければならなくなって合宿免許に参加しているというパターンです。

この場合にはもともと運転経験が豊富なので簡単に取得できるでしょう。一発免許では試験が厳しくて取得するのに苦労しがちですが、運転経験のある人ならかなりの確率で合宿免許を一回で受かることができます。会社としても確実性を考えて合宿免許に行かせるという判断をしていることがよくあるのです。

短期間で詰め込んだ方が良い部分もあるから

合宿免許に参加している人がただ受かりやすい能力を持っている人だとしても、本当に短期間で大半が受かるのかというのはやはり疑問に感じる人もいるでしょう。合宿免許は短期間での詰め込みですが、かえってその方が良い面もあるということは覚えておくべき点です。

学科教習を受けた内容を何ヶ月も覚えたままにしておくことは簡単ではありません。本来はそうあるべきなのですが、人はだんだんと昔のことは忘れてしまうので、長期的に学ぶよりも短期的に覚えた方が学科試験は通りやすいという面があります。

技能については体が覚えるという部分が大きいですが、この点でも短期的に詰め込みで技能教習を受けた方が良いと考えることも可能です。反復練習を短期間で行うことによって習得の効率は飛躍的に向上します。一週間に一回や二回といった少ない回数の技能教習を受けるよりも、毎日受けた方がよく体が動きや注意点を覚えてくれます。

結果として合宿免許の方が受かりやすかったということも十分に考えられることなのです。

教習所も工夫を凝らしているから

合宿免許は教習所側の工夫によって受かりやすくなっている面もあります。教習所としては試験に落ちてしまって余計に滞在しなければならない人が増えるほど予定が狂ってしまって困ることになります。できる限り満員の状態にし続けることによって安く合宿免許のプランを提供できるようにしているからです。

そのため、いかにして合格率を上げるかを定期的に会議を開きながら検討しています。教官の質を上げるために講習を行ったり、合格率に応じてインセンティブを与えたりするなど、教官一人一人が教習生を合格させるために努力するように促しているのです。

行き届いたアドバイスをもらえるのは教習所全体としてスケジュール通りに合格してもらえるように継続的な工夫を行ってきているからに他なりません。

合宿免許に行きたくないと感じる人におすすめな教習所

教習所に通うのとは違う緊張感と刺激があるから

合宿免許で受かる人が多い理由として最後に知っておきたいのが教習所に通うのとは異なる雰囲気があるからだということです。教習所に通って免許を取るときにはゆっくりと時間をかけて、いつかは取得できれば良いといった雰囲気になりがちです。

たとえ技能教習をやり直しになってしまったとしてもそれほど辛くはないかもしれません。しかし、合宿の場合には1日でも遅れると大きな追加料金が発生してしまうことが多く、合宿後にも何か予定がある場合には遅れを出してはならないという緊張感を持つことになります。

その緊張感を持っている人に囲まれながら教習を受けることになるため、高い集中力で取り組むことができるのです。また、学生同士などで互いに話をしやすく、良い刺激を受けあいながら教習に取り組める場合が多いというのも励みになります。

このような刺激のある雰囲気だからこそ合格できる人が多いのです。