うつ病だった私が合宿免許を利用した体験

2年ほど前にうつ病にかかっていた私は、このままでは何もできなくなると思い運転免許を取得することにしました。ただ定期的に通う方法では途中で行かなくなってしまうのではないかという懸念があったので、一気に教習所での過程を終わらせることができる合宿免許を利用することにしたのです。

今回は、そんな私の合宿免許での体験を紹介します。

そもそもうつ病でも運転免許が取得できるのか

うつ病にかかっていた私にとってまず最初の課題は、運転免許を取得していいという主治医の許可をもらうことでした。当時の私はうつ病治療のために様々な薬を服用していて、薬によっては眠気を起こすような副作用があるものもあったからです。

また基本的に運転免許では精神疾患がある人は事前に申告しておかなければいけないという決まりもありましたし、教習所のパンフレットにも申告してほしいと書かれていたことから不安に思ったところもあります。恐る恐る主治医に確認してみたところ、普段眠気などの副作用が起きていないのであれば免許を取得しても問題はないと言ってもらえました。

さらに副作用が強い薬をもう少し副作用が弱い薬に変えてみて、それで副作用はもちろんうつ病の症状も落ち着くようであればそれで合宿免許に行ってはどうかという提案もしてもらえたのです。

正直副作用やうつ病の症状が悪化することを心配していた私にとってはありがたい申し出で、合宿免許だけではなく免許取得後の運転にも影響してくることなのでお願いすることにしました。

合宿免許への申し込み

新しい薬に慣れてきたころ、主治医の先生からの許可をもらって合宿免許に申し込みをすることにしました。その頃岡山県に住んでいたのですが近くの教習所が合宿免許のコースを開講していたので、そちらに事前に申し込みをしていいかどうかの確認をすることにしたのです。

連絡自体は普通にできましたが、この時「うつ病を持っているけれども受け入れてもらえるのか」と質問をすることを忘れてしまっていたのは大きなミスでした。後日うつ病について確認したかったのと教習所の雰囲気を知りたいと思い、直接教習所まで足を運んで申し込みをしました。

対応してくれた人はとても丁寧でしたし、入校に関してもわかりやすく説明してくれてありがたかったです。ただうつ病があることを申告したところ、一瞬ですが困ったような顔をされた時には申告忘れをして申し訳なかったという気持ちと駄目なのだろうかという不安がよぎりました。

ですが対応してくれた人は主治医から許可をもらっているかどうかや薬の服用に関して確認された後、特に問題はないと言ってくれたので安心しました。手続きもスムーズにできましたし、足を運んでよかったと今でも思います。

合宿免許中の過ごし方について

こうして無事に合宿免許のコースに入校することができた私は、最初は教習所と宿泊するホテルを行き来するだけでほとんど缶詰め状態になるのではないかと思っていました。ですが実際には教習所で勉強をしている時間以外は比較的自由に過ごすことができましたし、お昼ご飯も教習所内のレストランだけではなく外で食べてもいいということでした。

私は色々な環境に触れることが少し怖かったので教習所内のレストランを利用していたのですが、1人で過ごしていると時々同じ合宿免許を受けている人たちが話しかけてきてくれたり一緒にご飯を食べてくれたりと仲良くしてくれたことが嬉しかったです。

またホテルはビジネスホテルではありましたが教習所からも近くて利用しやすかったですし、個室だったのでゆっくりくつろげたところが本当に良かったなと思っています。特に実際に車を運転する実技があった日はかなり緊張したのはもちろん、そのおかげで精神的にも疲労感が強くてうつの症状が少し強くなっていたため、同室の人が居なくてよかったと本当に安心しました。

このように合宿免許中は緊張する時間とリラックスする時間が交互に来るような感じでやや疲れましたが、1人で落ち着ける時間があったのは続ける上で重要だなと感じました。

合宿免許中のうつ症状について

私が合宿免許中に一番心配していたのは、慣れない環境や教習所での講義や実技のストレスでのうつ病の悪化や薬の副作用の出現でした。特に薬の副作用が起きてしまうと眠気が強くなってしまうので、実技の時に出てきてしまうと非常に危険だと思ったので不安は強かったです。

合宿免許が始まってから2日から3日ほどは慣れない環境と知らない人たちに囲まれている不安からか、極度の緊張状態に陥っていました。そのためすぐに帰りたいという気持ちが強くなったり、誰とも話したくないと自分の中に閉じこもってしまうことも多かったです。

それでも講義の内容だけはしっかり聞いておかなければいけないと思って頑張って参加しましたし、気持ちを発散させるために講義以外の時間は1人で過ごして気持ちをリラックスさせていました。このような状態だったので2,3日はホテルに戻ってもすぐに寝てしまうことが多かったですが、1週間ほどすると環境や人に慣れてきたのか少しずつ気持ちも安定してきたのを覚えています。

話しかけられても何とか対応できるようになりましたし、コミュニケーションも自主的ではありませんが取れるようになったと思います。また集団の中に自分の身を置くことにも慣れてきたと実感することができたのがすごく驚きで、通ってよかったなと思った出来事でした。

合宿免許に行きたくないと感じる人におすすめな教習所

実際に合宿免許を利用してみた感想

2週間ほどの合宿免許の後、無事に教習所を卒業した私は自動車免許もスムーズに取得することができました。

実際に合宿免許を利用してみた感想としては、うつ病がある人にとっては環境や人になじむまで多少時間はかかるかなと感じたのが大きいです。

特に合宿免許を利用している人が多いと狭い教室の中に大勢の人が集まるため、非常に疲れを強く感じてしまう部分は多かったかなと思います。ただ慣れてくればそこまで気にすることはなくなりますし、自分がリラックスする時間を作ることができれば最終的には問題なく過ごすことができるのではないかと思いました。

ほかにもホテルでの過ごし方は1人で申し込みをすれば個室にしてもらえるので、それでより自分だけの時間を作ることが大切だと思いました。ただ自分だけの世界を作るのではなく、合宿免許をきっかけに他人との付き合い方やコミュニケーションを勉強することも必要ではないかなと感じる部分も多かったです。